年末にポチった三越・伊勢丹のカシミヤ福袋(伊勢丹・年明届お楽しみ袋カシミヤ2点セット)が届きました。
届いたのは1月4日と遅め、中はシンプルと全く福袋らしさはおろか伊勢丹の気配すらない梱包。しかし、モノ自体はとても良く、開けた瞬間「わ〜クオリティ高い!買って良かった!」と思いました。
2点でお値段12,984円(+送料300円)とカシミヤ系の福袋の相場よりやや高め。
1点あたり6千円、ワタクシ毎年カシミヤは何かしら購入してまして、その中でも好みといいますか、良いお品物と感じています。
もちろんカシミヤ100%。
持った時に「あっ軽い!」と思いました。
カシミヤは他のニット類に比べると、軽くて薄くて毛足が長い。独特の艶といいますか、触り心地がふんわりツヤツヤしてるのが特徴的です。
今まで買ってきたどのカシミヤニットもふわふわツヤツヤしていて本当大差ないのですが、あえて例えて言うなら、今回のは「うまいイクラ的なニット」。
イクラってパッと見、うまいかまずい分からないじゃないですか(粒の大小はわかるけど)。食べてみると「何となく美味しい」時と「何食べてるかわからない(これって美味しいのかなぁと感じる)」時ってないですか?雰囲気で左右する場合もありますが。
今回はその「何となく美味しい」方で、持った時の軽さやニットらしい柔らかさ、上質感がそう感じました。
例えばカーディガン。
まずVネックが珍しい(大概は丸襟タイプ)
パッと見は普通なんですが
ディテールが繊細な処理なんですよ
素人なので詳しくはわからないですが、随所が編みによって処理されてると言いますか。
このVの山部分も編みで減らし目や増やし目しないと表現できないですもんね。
前に買った他社(無印良品のカシミヤカーディガン)と比べてみると
表こそボタンの大きさくらいでどっちが良いモノか判断つきませんが
裏を見ると水色の方は折り返して2重になってるのに対し
伊勢丹のは細いゲージでちゃんとリブ編み処理で終わってるですよね。(ボタン処理も目立たず)
それがどのように影響してるかというと、水色の方はボタンホール側も2重、すなわち真ん中のボタンのある部分は2重2重の4重にかさばってるわけです。一方伊勢丹のは一枚仕立てだから、重ねても2重。そういうところが繊細だなと感じる所以です。(決して無印のが悪いというわけではないです)
腕周りもそんな感じで
裏から見るとかさばりがふんわりしていてニットっぽいな〜と感じました。
ニットって暖かいけどかさ張らない、ごわつかないのが良いじゃないですか。その点伊勢丹のはうまく処理してるんですよね。
セーターを見ても首回りがスッキリしていたり
袖口が繊細だったり

裏から見ても毛が長いな〜と感じたり。
届いたばかりなので贔屓目に見てるのかもしれません。
2年前に購入した東急のカシミヤセーターと比較。
東急のカシミヤも良かったんですよね、伊勢丹のと比べるとボリュームがあります。やや形がおばちゃんっぽいところがあるのが気になる点。
形は伊勢丹の方が洗練感あります。ダボっとしてないんです。
強いて伊勢丹の気になる点を言うなら、若干ザラザラしたテクスチャー感はあります。この辺は一回洗濯してみるとフワッと毛が立ってきて変わってくるかもですね。
今回買ってみて、カシミヤ買うならやっぱ百貨店かな〜と。
数年にわたって毎冬カシミヤを1着2着買ってみて、無印やユニクロのように定番で生産してるものより、百貨店の数量限定の福袋の方がモノが良く満足度が高いように感じます。(あくまで個人の見解です、ご参考まで・・・)
同じタイプはもう売り切れちゃってますが、カシミヤ混のニット福袋は販売してましたよ〜
追記:2022福袋は丸襟の「アンサンブル福袋(カシミヤ100%)」がありました!