他いろいろ

小林正観さんの教えが今の自分にしっくりくる

小林正観さんの本をここ半年くらい好んで読んでいます。

きっかけはこれまた長野の農業体験から。
農家さんの家に大きな本棚部屋があり、今までにあまり触れたことのない本たちに惹かれました。
引かれた本のひとつに小林正観さんの本がありました。

小林正観さんの本がかなり異彩を放っていて、本ではあるものの、一般の本屋では販売していない、言うならば少し同人誌的な雰囲気のある背表紙と、タイトルが「波動」や「守護霊」等、少しそちらの世界がズラーっと20冊ちかくあり、一体そんなにどんなことが書かれているんだろう?と興味が湧きました。

農家の奥さんがその中で一番お勧めと言っていたのが「しあわせの宇宙構造」です。
帰ってから検索してみたところ、現在では別の出版社から発売され(しかも可愛い女性的な装丁)、幸いにも図書館で借りることができ、読んでみました。

内容は私なりに解釈すると、自分が幸せになるためにどういう思考をすれば良いか、どうあるべきか、小林正観さんが数々の事案を踏まえて導き出した法則がいろいろな角度で書かれている本です。

自分的に引かれた箇所を厳選して抜粋を載せますね。

・究極の欲深になること。これは徹底的にトイレ掃除をするということに尽きます。そして、「ありがとう」をいい続けること。
トイレ掃除を続け、「ありがとう」をいい続けると、その人にとって楽しく幸せなことが起こります。

・究極の怠け者になること。これは、腹を立てない、怒らない、怒鳴らないということです。どんなことがあっても腹を立てたり、怒ったり、人を怒鳴ったりしないということ。

・何よりも大事なのは、笑って愉快に生活すること。そのために私たちが発すべき言葉は、嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ついてるの七つ。
(中略)これらの言葉を発していると、健康になるし、幸せにもなれるし、つまりは自分の人生にとって大変得ということになります。

・私は五戒ということをたびたび口にします。五戒とは、不平不満・愚痴・泣き言・悪 口・文句の五つの言葉です。この五つを口にしないように戒めようというのが、私の唱える「五戒」です。
(中略)不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句をいかに口しないか、ということになります。

この世界観、法則にすんなり入れたのは親慣れたヨガ哲学に似たところがあり、それでいてより具体的で現代の日本人の生活感、自分の身近なところ、いつでもどこでも実践しやすいところだと思います。

特に「ありがとう」を言い続けるのは、歩きながらや最近続けている地元のボランティア(ゴミ拾い&ガーデニング活動)中でも心の中で唱えやすく、無心にもなれるしとても良いです。
私は歩いてる時に雑念が浮かんできたら、井上陽水&奥田民生の歌「ありがとう」を心の中で歌うようにしています。

これを心の中で歌いながら、替え歌を日々の小さな出来事で誰かにありがとうと感謝を述べてます。
例えば「(夫さんに向けて)洗い物してくれてどうもありがとう〜♪」と言った具合です。

正観さんは「ありがとう」を言い続けるとそのうち頼まれごとをされるようになると書かれていて、実際に私も間接的でありながら実質今後の人生にも影響しそうな頼まれごとがありました。
なので信じる人はそういう方向に導かれるのではないかと思います。

前に読んだアカリ・リッピー著「アーユルヴェーダが教えるこころとからだの磨き方」の中の「10.お祈りをする」の項目で「結果は天にお任せしますと願うことが最強のキーワード」とあり、それがずっと頭の中に残っていて、何かと自分で決めつけないで惹かれたことには少しそちらの方向に動いてみて、後はお任せしようと思うようになりました。

体を整えるためのアーユルヴェーダ的リセット10の方法アカリ・リッピー著「アーユルヴェーダが教えるこころとからだの磨き方」を読みました。 アーユルヴェーダが教える せかいいち心地よい ...

それは今までに執着しない、手放す、といったヨガ哲学にもつながり、実践できているような気がして心地よいのです。

「ありがとう」の項目を取り上げましたが、他のことも実践するようにしています。(長くなってしまうので割愛しますね)

「しあわせの宇宙構造」を読み終わった後、もっと知りたくて、アマゾンで評価の高い「22世紀への伝言」と「ありがとうの神様」も読んでみました。

これらの本を読むことで、自分の疑問に感じたことがクリアに、より深く理解できました。

小林正観さんの本は切り口は異なるけれども、結論は結構同じだったり重なる部分があるので、興味があって入門的に読むなら文庫の「心を軽くする言葉」をおすすめします。

他にも文庫本はあるので、そちらでも良いかもですね。アマゾンだと本「『そ・わ・か』の法則」が人気が高かったです。

「心を軽くする言葉」は正観さんの色々な本に書かれていた法則の中で共感の高いものを簡潔にまとめられたもの。

一項目ごとが短く少し尻切れトンボ感がありますが、どこからでも読みやすく、移動中の電車などにもピッタリです。
まずは文庫本から、もっと知りたいと思った方は単行本が良いかと思います。

また、YouTubeにも正観さんの講演が視聴できるので興味ある方は聞いてみるのも一興かと思います。

聞いていると落ち着く、とても心地よい声です。年末の大掃除にイヤホンで聞いたりしていました。

私は仕事を辞めて、心の落ち着いた状況で小林正観さんの本に出会えたことにとても感謝しています。
仕事をしている時に出会っても、実践するには日々「そうは言っても(でも、だって)」的な障害が多々あって難しかったのでは?と思います。
「そうだそうだ」と思っていても、でも思ってることとやってることは違うじゃない?といった矛盾を抱えることが多かったのではと。

出会うべき時に出会った本、今私がすべきこと、そう「しっくり」くるのです。そんな気がします。

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