飲料系

トマトとカゴメのすごさを知る。カゴメ那須工場見学にて

先日(8月7日)、会社の夏休みを取って、カゴメケンコーコムの共同企画「カゴメ工場見学バスツアー」に相方さん(asuka_xp)と参加させていただきました!
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いやぁ〜工場見学はイイ!普段コンビニやネット通販などでトマトや野菜ジュース買って「うまい」とか「野菜不足解消しなきゃ」くらいの気持ちしか浮かばないけど、行ってみるとこんなにも気を配ってるのか〜と新たに感じる事が多く、一気に理解度深まりました。

工場見学ってすごいですよね、自分の内部見せるようなもんですもんね。カゴメの工場は実直、まっすぐ。日本の農家と消費者をトマトで繋いで健康を支えてくれていると感じました。

せっかくいっぱい写真撮ったので、時系列で載っけていきますね。
皆さんにも工場見学体験感が伝わればいいな〜^^

朝8時半にチャーターバスにて東京駅を出発!
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お子さんを含めた総勢19人が参加しました。

ウェルカムドリンクはカゴメ野菜生活、暑い日だったから甘酸っぱいドリンクうれしい。
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半分がお子様だったからか、バスの中でも楽しい企画を考えてくれてたカゴメさん。
一人一人自己紹介したり、今日どんなことを得ようとしているか話したりしてみんなとの距離が縮まりました。
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ミッキーのシールが座席に貼ってある人にはマンチェスターユナイテッドの内輪プレゼント!ってみんなの座席に貼ってあった。気配りうれしす。

カゴメのハッピを着たさよちゃんさんとケンコーコムの方。(名前忘れた〜)
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カゴメの丸バツクイズ!10問中4問しか当たらなかった〜
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唯一当たったのは1日の野菜摂取推奨量、350gだもんね。

参加賞(?)の野菜消しゴム、かわいい。
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続いてケンコーコムクイズ!
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こちらはケンコーコムとツタヤではどっちが創立が早いかとか、クリスタルガイザーとトマトジュースはどっちが売れていたかなど、大人っぽい問題で、ワタクシなんと全問正解。(ちなみにツタヤの方が創立1ヶ月ほど早く、クリスタルガイザーの方が売れてるとの事)

ちなみにケンコーコムで、野菜ジュース系では一番カゴメが売れているそう。50、60歳からの健康志向のある男性に根強い人気だそうです。

賞品でいただいた扇風機、今思うとガッツリもらって大人げなかった・・・
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事故渋滞ですこし遅れ気味だったもののお昼の場所に到着!
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てんこもりのジンギスカン!
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結構うまく焼けた♪お肉がジューシー
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お野菜もいっぱい食べれました!

1時過ぎ頃にカゴメ那須工場到着!
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真っ赤なコスチュームに身を包んだトマトレディが待っててくださいました。
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こちらでのドリンクはなんと今年採れたばかりのトマトから作られたトマトジュース!
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これがね、全然違うの!ふわぁ〜っと葉の香りというか、ハーブのようなスパイシーな香り。甘酸っぱくて青臭さもありました。私はこっちの方がクセがあって好きです。

那須工場長の小松さん。
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トマトジュースを作ってるときは味が命、20分おきに試飲、トータルで1日2リットルトマトジュースを飲んでるとか!

よく水2リットル飲むと良いとか言うけど、トマトジュースで2リットルはかなりしんどいですよ!

カゴメ商品の約半分は飲料系。
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1899年に創業。「カゴメ」の由来は当時トマトを収穫する時にカゴを使っていた。
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カゴの目、からカゴメに。当時のマークは三角形を2つ重ねたカゴの目を表しています。

那須に工場をつくった理由
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  1. トマトの産地の中央に位置。(寒暖差の激しい場所が好み、茨城、栃木、新潟のどこからも近い)
  2. 加工に使う水の質が良く豊富。
  3. 東京にも近い、利便性が良い。
  4. 旧西那須野町に初めて誘致された工場。

那須工場では、夏はトマト、冬は人参を加工しています。
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てっきりハウス栽培で年がら年中つくってるのかと思いきや、旬でとれた野菜をそのままジュースにし、夏季はストレートで、冬季は濃縮で販売。(ボトルを良く見ると、「ストレート」とか「濃縮還元」とか書いてある)

加工するだけでなく、後処理や搬送も工場で行っています。
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ひとしきりお話聞いた後は、実際の工場へ!
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大人にはイヤホンが支給。これで遠く離れても良く聞こえました。
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ちなみに那須、めちゃめちゃ暑かったです・・・東京並み。
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こちらがトマトの原種、「ピンピネリフォリウム」。
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糖度が高く、熟すと真っ赤になる野生のトマトだそう。

食べてみたら、トマトとさくらんぼのあいのこのようなお味!おいしい!
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トマトレディさんが工場を案内。工場の広さは東京ドーム3倍の広さ!
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子供たちは話に夢中。

トマト出荷の様子、全部トマトジュースだと思うとすごいね。
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これがトマトジュースをつくる行程。tomato10011

投入して、洗って、人の手で選別して、粉砕して、加熱して、絞って調合して、詰めて検査して詰めてって簡単に書いてるけど、大変そう。

残念ながら、工場は撮影不可。
「ト、トマトがあんなことに〜!!」
(トマトが投入されて、洗われていました)

こちらはトマトを絞る機材、濃縮還元に使われます。
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フィルターを通して、3割ほど濃縮させて冷凍保存します。
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まだまだ歩きます、工場広いね!
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移動した先は梱包エリア。
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外装フィルムは少し大きくて、きゅっとシュリンクさせるんですって。

紙パックには筒のままジュースを流し込んで組み立てます
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すると空気が一切入らず真空状態に。
トマトジュース梱包

こうすることによって、2年(物によっては3年半)と長期保存が可能、備蓄にもピッタリ。
箱詰めされて、パレットに積まれて、出荷されて行きます。

・・・と言う事で、工場を見終わった後はトマト「凛々子」試食!
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この「凛々子」、ヘタのギリギリまで赤くて肉が厚く、甘さを抑え、トマトジュース用にカゴメが開発したトマトなんです。

だから市販のトマトでトマトジュースをつくるとボケたような味になるとか。

お味は甘さ抑えめで、野菜のようなあっさりした味でとても美味しかったです。

質問コーナーで、私は前から疑問に思っていた事をぶつけてみました。それは「どうして1リットルの紙パックトマトジュースは無いのか?」。

答えは「あるにはある」とのこと。北海道の工場のみで個数限定でつくってるので、流通が極めて少ないそうです。

少ない理由は、旬の素材を旬のうちにすぐ加工して出荷するため、長期保存の事を考えた際、ペットや缶の方が長持ちするから。洗浄の意味でもペットや缶の方が流通しやすい。
カゴメのトマトジュースはハウス栽培などは一切せずに、夏の旬な時につくってるから、1リットル紙パックだと冬の供給ができないですもんね、なるほど・・・

場所を移動してカゴメ総合研究所へ。
カゴメ総合研究所

研究開発本部の大亀さんが説明してくださいました
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ここでのドリンクは夏季限定の野菜生活沖縄シークワーサーミックス。
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つかどんだけドリンク種類あるの!?
(ちなみに私は野菜生活の山形さくらんぼミックスが好きで前にケースで買いました)

こちらでの話はやや小難しい感じ。
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カゴメは「世界の健康長寿に貢献する」ことを目指してるのね・・・ピンピンコロリと生命を全う出来れば良いですよね。

食用のトマトよりも赤く、リコピンも多くつくられてるのが加工用のトマトの特徴。
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皮も厚めで、傷つきにくく流通しやすくしています。

日本人は「野菜は生で食べた方が栄養価が高い」と思いがちですが・・・

実際には加工した野菜の方が吸収力が上がる成分もあります。
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人参のカロテンや、トマトのリコピンは加工した方が吸収力があがるのね〜
それにケチャップ大さじ2杯でトマト1個分の栄養価があるとか!

というのも、酵素はタンパク質、胃の中に入れば壊れてしまうから、活かされてるかはまだ分からないそうですよ。

リコピンは抗酸化作用もあって、紫外線から肌を守ってくれる役割も。
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シワにもよいとか・・・リコピンすごい。
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ちょっと前にダイエットに良いとトマトは流行ったんですよね・・・それでもトマト消費量は世界水準のトマト1日2個に対し、日本人はミニトマト2個しか摂取していない計算なんだそうで、まだまだ摂取量が少ないのが現実なんです。

少し賢くなったところで、お待ちかねメインイベント(?)トマト収穫へ!
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契約農家さんのトマト畑におじゃましました。

真っ赤なトマトがいーっぱい成ってました!
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トマトをもぎ取ると・・・
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ヘタがついてこない!
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実はこれ、そういう風にヘタが付いてこないよう品種改良(ジョイントレス)されているんです。こうすることによって、農家さんの手間をかけないよう工夫されてるんですね・・・

袋いっぱいに取って大満足のワタクシ。
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トマトの数が欲の数ですね。(笑)相方さんのと合わせると30個以上が冷蔵庫に。今毎日2〜3個ペースで食べてます。(笑)

帰りのバスでの〆のドリンクは昔お中元にもらった記憶のあるオレンジジュース。
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ありがたし。ジュース三昧の一日でした。

こうやってみて見ると、一番勘違いしてたのはハウス栽培じゃなくて露地栽培で旬のトマトをそのまますぐに加工してジュースをつくってるってこと。
輸入もせず、日本の農家が育てたトマト。原材料には「トマト」表記しかなく、なるべく余計なものは加えないという企業理念がひしひしと伝わってきました。
カゴメは日本の農業を支えているんだ!と感じましたよ〜 うまさの裏には企業努力ありですね。

カゴメ工場見学は普通の人でも入れます。(現地まで自分で行く必要あり)
場所は栃木、長野、茨城、愛知の4カ所です。
(※今回はケンコーコムさんとのコラボ企画なため、通常の工場見学とは内容が異なります)

私は夏になるとカゴメのトマトジュースの900mlをケース買いして小腹が空いた時飲んでるのですが、これから飲む時はあのトマト畑が目に浮かんで、ああ、あれがこれなのね・・・と思いながらありがたくいただくことにします。(笑)

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