ヨガ

体を整えるためのアーユルヴェーダ的リセット10の方法

アカリ・リッピー著「アーユルヴェーダが教えるこころとからだの磨き方」を読みました。

アーユルヴェーダが教える せかいいち心地よい こころとからだの磨き方

アカリさんの本は現代の日本人女性が抱える体の悩みを、アーユルヴェーダ的にケアして体を整える方法をわかりやすくシンプルに提案してくれていて、すごくスッと入ってきました。(飽きやすい私が完読できました・笑)

その中で10のリセット方法がありましたので、私の解釈や感想を交えてご紹介してきます。
(最近イラストの練習をしているので、イラスト描いてみました!)

1.早起きする


著者は「まずは6時に起きてみる」ことを勧めています。
アーユルヴェーダの古典によると「日の出の一時間半前を『ブラフマムフルタ(ブラフマー=創造神 ムフルタ=時間帯)』と言い、健康に息、人生を良きものにしようと願う者、この時間に起きるべし』と書いてある」とのことです。

私は今無職。やろうと思えばできるんですけれども、早起きはどうも苦手です。
でもヨガを始めてから、昔に比べて1時間は早く起きるようになりました。

ちょっとズルい考え方ですが、50を目前として、誰のための人生でもない、自分の人生だもの。
(今まで頑張ってきた!)
自分のできることからやってこ!と思うようにしていて、絶対やんなきゃダメ!というのは無しにしようというのが
今の自分の考えです。

なので、できる範囲でというのが、その前よりは1時間早く起きること。
今のところ習慣化できています。

2.舌磨きをする


舌は消化器官を表す鏡、舌の状態で症状が色々わかるそうです。
(本でも症状の判断はサラッと書かれているのでこちらでは割愛します)

毒素を排泄しきるために、舌に浮かんできた毒素を摂ることが大事と書かれています。

やり方は簡単。朝一番に舌磨きを「タングスクレパー」で掃除すればオーケー。こすり取った後軽くゆすいで終了です。

舌ブラシ 舌クリーナー 舌みがき タングスクレーパー

簡単ですが、デトックスにはとても良く、口臭予防にも良いそうです。
前日に溜まった毒素を出し切ることで、免疫力の高い若々しい体へ導きます。

タングスクレパーがない人はもっと簡単に、スプーンのヘリや指でこすり取ってもよいそうで、私はスプーンでやっています。
後ほど出てくる「鼻うがい」と同じタイミングに洗面台で行っています。

気を付ける点は「強くこすらないこと」。舌に傷がつくとそこから雑菌が入ってしまいます。

3.白湯を飲む


自然治癒力を高め、病気になりにくい、免疫力の高い体をつくる第一歩は「体を温めること」。
体を温めるには、朝一番に白湯(さゆ)を飲むのがオススメと著者は言います。白湯を飲むことで体内をデトックスしてくれるのだとか。

チベット医学の諺に「食べ過ぎは病気の始まり、白湯は治療のはじまり」というのがあるそうで、それだけ白湯は体にいいんですね。

私もそれまでは朝起きたら水をコップ一杯飲んでいたものを、白湯に変えました。ちょうど鼻うがいをするためにお湯を沸かすのでついでにといった感じです。

私の体の変化は便通がよくなったこと。それまでは朝ごはんを食べないと腸が起きない感じがあったのですが、今は白湯を飲んだ後体が温まって、便通も自然と起こる感じです。
今まではお腹が空いていなくても朝ごはんを食べていたのが、少し空腹感を感じて食べれるようになりました。

それがとてもありがたく、白湯を続けています。

4.ごま油うがいをする


5000年以上前からアーユルヴェーダの健康法の一つが「オイルプリング」。
オイルプリングとはオイルうがいのこと。

その効果は計り知れずあるそうで、最も注目すべきはデトックス。油を含むことで細菌などを絡めとるそうです。

また、アンチエイジングや唇の乾燥、白髪や抜け毛にもgood。
嘘のような効果ですが、実際に著者は色々な方々の効果を目の当たりにしているとか。

やり方は、まずキュアリング(「太白ごま油」を100度にして10分間熱したもの←簡易バージョン)したごま油を用意。
朝、舌掃除と白湯を飲んだ後、キュアリングごま油を大きなスプーン2〜3杯口に含み、数分間そのまま放置します。
しばらく口に含んだまま放置するというのがポイントで、オイルを吸収することも狙っています。

その後、いらない新聞紙やティッシュに捨てて終了です。口にオイルが残っているのが気になるならうがいをします。
著者はこの後でてくるマッサージの合間口に含んでいるそうです。

私はまだやっていない(ごま油を手にするところから始まるからなかなか出来ない・・・)のですが、ぜひ取り入れたいです。

5.部屋の空気を入れ替える


東洋医学では目に見えない「気」を非常に大事にします。サンスクリット語では「気=プラーナ(目に見えない生命力)」と言い、ヨガでもよく出てくる言葉です。

体の気の流れを、滞ることなく巡らせることが健康に大切で、それは人の体だけでなく、空間や生きとし生けるもの、宇宙のあらゆるものが循環しているのです。

よく「気がよどむ」とか言いますよね。人間に空気が流れているように、空間にも流れており、空気がとどまっている空間は人間でいえば息をしていない、排泄していないのと同じこと。
そんな空間は気が重くなり、毒素が溜まり、人間の健康を損なうそうです。

行動的にはこちらも非常に簡単、朝起きて窓を開けて換気を10分行えば良いだけ。できれば対角線上の窓を開けて家中の空気が流れると良いそうです。

これは我が家では前からやっていました。やっぱり空気が入れ替わった方が良いし、なんとなく寝室の空気なんかは口臭で臭い気がするし(笑)
また、朝の鳥の鳴き声や、雨の音など外の音も心地よく、何はともあれ朝は窓を開けたくなります。

6.朝、体操をする


寝ている間に硬くなったり、体の詰まりをリセットするために、朝体操をすることで体がほぐれます。
著者は3分でできるヨガの太陽礼拝をおこなっているそうです。ネットで「太陽礼拝 3分」と検索するとたくさん出てくるのでそれを見ながらおこなうのもいいかもしれませんね。

やり過ぎも良くないそうで、程よい運動が良いそうです。

私は毎朝夫と一緒に録画した「テレビ体操」とYouTubeのなかやまきんに君の初心者筋トレに加え、10分ズボラストレッチというのを3点セットでやっています。

私の今年の目標に「毎日ヨガをおこなう」というのがあったのですが、初めの1ヶ月は結構続いていたものの、その後花粉症などで体調が崩れ、結局やっていません。
上の3点セットはどれも簡単で辛くなく、毎日続けられるし、夫もちゃんとやってくれるので続いています。
太陽礼拝も私は良いのですが、夫が「ヨガは嫌!」とのことでやってないです。笑

どれをやるかよりも、心地よく毎日続けられる方が大事かなと思っているのでこれでヨシとしています。
ちなみに体操をした日にはカレンダーにシールを貼ってます。ダイソーで幼稚園児が使うような「やったね!」シールを買ってきました。笑
(カレンダーはミスドのポケモンです・笑)
今年1月から貼り始めて、目に見える形で残しているとこんな小さいことでも「ちゃんと続いてるなぁ」と実感できます。

7.鼻うがいをする


鼻うがいは私も花粉が飛ぶ頃からおこなっていまして、今も続けています。
鼻がすっきりするだけでなく、寝つきも良くなりました。

著者とはやり方が違いますが、私はコップでやっています。(本のやり方はボウルでおこなっていました)

花粉の時期、鼻うがい「ネーティ」にチャレンジ!花粉の時期になりましたね。毎年「今年は大丈夫かも!」と油断して、目鼻がかゆくなってくるパターンです。 今年は鼻うがいにチャレンジし...

また、鼻うがいの後はごま油を吸って塗布する「ナスヤ」も一緒におこなうことをオススメしていました。

8.ごま油でマッサージ


「4.ごま油うがい」で出てきたキュアリングしたごま油を用いて、まずは足、耳、頭をマッサージ。余裕がある人は全身をマッサージすると良いそうです。
本には著者がマッサージしている動画が紹介されていました。

また、こちらも「アーユルヴェーダ マッサージ」などで検索するとマッサージ方法が色々と出てきますので、参考にすると良いかもしれません。

9.入浴する


体を休ませるために大事なことは「力を抜くこと」、その緊張を解くのに「入浴」が良いと説いてます。
お風呂は一日の汚れと疲れを取るお清めスポットと捉え、体をデトックスするだけでなく、心も浄化します。

アーユルヴェーダで推奨しているタイミングは朝。夜に溜まった毒素を浄化する作用があるそうです。
夜入る場合でも食事後2時間は開けて入ると消化を妨げないとのことでした。

10.お祈りをする


ここで紹介されているのは「自分の欲を満たす」祈りではなく「他者の幸福」のための祈りです。利他的な祈りをすると心身ともに若返ると言われているそうです。
他者の幸福を祈るとき、私たちは単純に「気持ちいい」と感じるそうです。

今日会う人の幸せを願うこと、結果は天にお任せしますと願うことが最強のキーワードと書かれています。

祈り=マントラと唱えるならば、私もこのブログでは幾度となく取り上げてきた記憶があり、毎朝毎夜と唱えたり、聞いたりしています。

ずっと長い間のお気に入りは「シャンティマントラ」です。
このマントラの意味もとても好きで、こういう気持ちが朝からあると幸せな気持ちに包まれます。
せっかくなので、こちらのマントラと訳を紹介して、この記事の〆にしますね。^^

オーム ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(オーム 世界のすべてが至福になりますように。)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)

ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)

オーム サルヴェーシャーン スワスティルバヴァトゥ
(オーム すべての衆生に祝福がありますように。)
サルヴェーシャーン シャーンティルバヴァトゥ
(すべての衆生が平安になりますように。)
サルヴェーシャーン プールナン バヴァトゥ
(すべての衆生が完全になりますように。)
サルヴェーシャーン マンガラン バヴァトゥ
(すべての衆生が完全になりますように。)

オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティ

ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)

オーム プールナーマダ プールナンミダン
(オーム あれは完全なもの。これも完全なもの。)
プールナートプールナムダチャテー
(完全なものから完全なものは現れり。)
プールナシャ プールナマーダーヤ プールナメーヴァーヴァシシァテー
(完全なものから完全なものが除かれたとき、まさに完全なものが残る。)

ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)
ロカーハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
(世界のすべてが至福になりますように。)

オーム シュリーグルビョー ナマハ ハリオーム
(オーム 輝けるグル方に礼拝いたします。ハリオーム)

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