ヨガ

ヨガ的、心を邪魔する苦しみの原因9つ

ヨガオンラインレッスン、師岡先生のヨガ哲学お話より。
いつも「これ私だ〜!」と思いメモするのですが、うまくまとまらずメモ止まりで終了、そのまま忘れることが多いので、ブログに残しておきます!

今回のお話は教典ヨーガ・スートラより「心を邪魔する苦しみの原因9つ」です。

ヨーガ・スートラ第1章第30節
病気、無気力、疑い、散漫、怠惰、好色(不節制)、妄見、不動の境地に至り得ない状態、獲得した地歩からの滑落ーーーこれらの心の散動が、その障害である。

一つひとつを別々に捉える考え方もありますが、先生は連携した考えでお話されてました。
(文章化する上で解像度を上げたく、ネットでも調べ、他の方や自分なりの解釈も加えています)

まず「1.病気」からスタート
病的な考えや気が枯れている、気が足りていない、状態エネルギーが薄くなっている状態。分かりやすく言えば「なんだか元気がない」ということかも。

2.無気力
心が冴えない、やる気や関心、注意が向かない、しっかり見ることができない。

3.疑い
猜疑心、疑いの気持ちが湧いてくる、(瞑想など)こんなのやって意味ある?など。

4.散漫
いろんなことが気になってくる。集中できない、瞑想できない心。
ますますエネルギーがどこにも集まらない、ひとつのことに集中できない
5.怠惰
ダラダラしてくる、良いことやろうと思ってる、でも体が動かない。
ちゃんと選ぶのが面倒になり、簡単に楽な方に流されやすくなる。
なるべく少ない動き、労力で自分がいい思いをしようと快適さを求める
6.好色
好き嫌い、好きとか楽とかだけを選ぼうとする。怠惰から発生する欲、自分が快楽を得られるかどうかで選り好む。

7.妄見
妄想、心が乱れてゆく。

8.進歩しない
不動の境地に至り得ない、瞑想も進まない。
自分の中で高みに昇っていくこともできない。
すでに獲得した自己からも滑落していく。

9.続かない
その乱れが悟りの境地へ導く道、ヨガ修練の障害になる。

この9つが心の散動。修行の障害であると説かれています。
私は「どれを取っても私なんですけど?」状態で、特に「4集中できない・5ダラダラする・6好き嫌いで楽な道を選ぶ」は当てはまりすぎて、先生は私の心を見透かしているのではと思うほどでした。笑

じゃあどうすればいいの?
後に続く1ー32(一つの原理への修習)、1ー33(慈・悲・喜・捨)がその答えになっていると思いますが、先生はこのように話されていました。

気が満ちている状態をなるべく目指す
気が壊れる、気が満たない→避けられるものは避けて、別の形で自分を満たす。
自分のエネルギーをひっぱり抜いてしまう物、状況を整理していく。

気を囚われすぎない
世の中の動き、外側からの情報を多く受け取りすぎない。
例えば悲惨なニュースを見たら「自分だったら何ができるかな」など考えてしまう。
(そういうことが蓄積すると)自分のエネルギーを収縮させてドーンと使う時に使いにくくなる。

全てダメー!と言っているわけではなく、人間はそういう特性があることを知りつつ、じゃあ対応していきましょうと説いているのではないでしょうか。

ただ、そうは言っても〜と思うこともありますよね。
私は先日、他人の事なのにSNSで炎上してるのを見て心臓がドキドキして眠れなくなったり、ちょうど確定申告の作業をしていて、分からない壁にぶつかってイライラが募ったり・・・
そのイライラの吐け口にお酒を飲んだり!
全然ピースフルじゃない・笑

だって仕方ないじゃない?高波に飲まれたかのごとく心が揺さぶられちゃうんだもん、みたいなことは日常茶飯事で起こるわけで。
たぶん、そういう事も日々あるけど、ヨガを続けてピースフルマインドを保つ時間が長く続くようにしていきましょうということなのかな。

何かの本(「時間術大全」だったような・・・違うかも)に「朝起きたら一番に今一番好きなものや興味あるものを目にしよう」というのがありました。
朝一番の記憶はその日一日の潜在意識で残りやすいですもんね。

私は朝起きたら、ドアを開けて朝日を見るようにしていて、太陽を見て「おはようございます、ありがとうございます」と心の中で呟いてます。そもそもは朝早く起きれた印、ご褒美に日の出を見るという気持ちでした。
こういうことが「気が満ちている状態をなるべく目指す」きっかけなのかな・・・

知れたことに感謝し、日々いろんな形で実践できればと思います。

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